会社員が副業を始めるときの選び方・始め方・続け方を、手順に沿ってまとめています。

Time

時間の作り方

副業で疲れたときの休み方と減らし方

目次
  1. 疲れのサインを見逃さない
  2. まず睡眠と食事を整える
  3. 休む日を決める
  4. 作業量を減らす
  5. 期間を区切って休む
  6. 本業に影響が出ているときの判断
  7. 次にやること

副業で疲れを感じたときは、睡眠と休日を優先して守り、作業量を減らすか、期間を区切って休むことで立て直すのが基本です。疲れを我慢して続けると、本業の成果や健康に影響が出るおそれがあります。疲れのサインと対処、続けるための工夫を整理します。

疲れのサインを見逃さない

疲れが溜まると、体や気持ちにサインが現れます。朝起きるのがつらくなる、日中に強い眠気を感じる、集中力が続かない、ミスが増える、などです。

気持ちの面では、副業の作業が楽しくなくなる、些細なことでいらいらする、何もしたくなくなるといった変化が出ます。以前は苦にならなかった作業が重く感じられたら、注意が必要です。

こうしたサインが数日続くときは、すでに疲れが溜まっていると考えてください。気合いで乗り切ろうとせず、早めに対処するほうが、回復も早くなります。休むことは怠けではなく、長く続けるための手入れです。

疲れの原因が副業だけにあるとは限りません。本業の忙しさ、家庭の事情、季節の変化など、さまざまな要因が重なっています。原因を一つに決めつけず、全体の負担を見渡して、減らせるものから減らす姿勢が大切です。

まず睡眠と食事を整える

疲れを取る最も基本的な方法は、睡眠を十分に取ることです。副業の時間を確保するために睡眠を削ると、疲れが抜けず、悪循環に陥ります。

睡眠時間は、人によって必要な長さが異なります。日中に眠くならず、すっきり起きられる長さが、自分に合った睡眠時間の目安です。一般に、成人は7時間前後の睡眠が推奨されることが多いとされています。

食事も、疲れの回復に影響します。副業が忙しくなると、食事が簡単になりがちです。栄養が偏らないよう、できる範囲で整えてください。難しければ、手軽な食品を組み合わせる工夫で構いません。

睡眠の質を上げるには、寝る前の過ごし方も影響します。寝る直前まで画面を見ていると、寝つきが悪くなることがあります。就寝の1時間前には作業を終え、照明を落として、ゆっくり過ごす時間を作ると、眠りやすくなります。

休む日を決める

副業を毎日続けるのは、負担が大きくなります。週に1日から2日は、副業をしない日を設けてください。

休む日には、副業のことを考えないようにします。メールの確認も、SNSのチェックも、できるだけ控えます。完全に離れる時間があると、気持ちが回復し、翌日からの意欲が戻ります。

休む日をカレンダーに入れておくと、罪悪感を持たずに休めます。「今日は休む日」と決めてあれば、作業をしなかったことを責める必要がありません。休息も予定の一部と考えるのが大切です。

休む日には、体を軽く動かすのも有効です。散歩やストレッチなど、無理のない運動は、気分転換と疲労回復の助けになります。ただし、休むはずの日に予定を詰め込みすぎると、かえって疲れるため、のんびり過ごす時間も残してください。

気持ちの疲れは、体の疲れとは別の対処が必要な場合があります。副業の成果が出ないことへの焦りや、他人と比べて落ち込む気持ちが原因なら、休むだけでは解消しにくいものです。成果の見方を変える、目標を小さくするなど、気持ちの持ち方を整える工夫も試してください。

作業量を減らす

疲れが取れないときは、副業の量を減らします。具体的には、引き受ける案件の数を減らす、作業時間を短くする、頻度を下げるといった方法です。

量を減らすのは後退ではなく、持続可能な水準に調整することです。無理に高い水準を維持しようとして、倒れてしまうほうが、長期的には損失が大きくなります。

案件を受けている場合は、納期や仕事量について、依頼主に正直に相談します。早めに伝えれば、調整してもらえることも多くあります。信頼関係を保つためにも、無理な状態を隠さないことが大切です。

疲れの原因が分からないまま、減らしても改善しないときは、記録をつけてみてください。毎日の睡眠時間、作業時間、疲れの度合いを数日分並べると、疲れが出やすい曜日や、作業量との関係が見えてきます。

期間を区切って休む

疲れが深いときは、1〜2週間、副業を完全に休む選択もあります。休む期間をあらかじめ決めておけば、再開の目安が立てられます。

案件を受けている場合は、休む前に、納期の調整や引き継ぎの連絡を済ませておきます。休む期間は、依頼主に伝えておくと安心です。

休んでいる間は、副業のことを忘れて、体を休めることに専念してください。休んだあとで、副業を再開するかどうか、どの量で再開するかを、落ち着いて考えます。休むことで、副業を続けたいのかどうか、気持ちが整理される場合もあります。

休んだあとに再開するときは、休む前と同じ量に戻さず、少なめから始めてください。3割から5割ほどの量で様子を見て、体調が安定していれば、少しずつ増やします。急に元に戻すと、再び疲れを溜めやすくなります。

本業に影響が出ているときの判断

副業の疲れが原因で、本業の成果が落ちている、体調を崩して休みがちになっているといった状況なら、副業の量を大幅に減らすか、一時的にやめる判断が必要です。

本業は、生活の基盤であり、副業はそれを補うものです。順番を間違えないことが重要です。副業の収入が減っても、本業の安定を優先してください。

体調の悪化が続く場合は、医師に相談してください。不調が長引くときは、産業医や、会社の健康相談の窓口も利用できます。自分だけで抱え込まず、専門家の助けを借りることをためらわないでください。

疲れたと感じたことを、否定的に受け止めすぎないでください。それは、自分の限界を知るための大切な情報です。限界を知れば、その範囲で無理なく続ける計画を立てられます。疲れを教訓にして、長く続けられる形に整えていきましょう。

睡眠不足が続いているときは、副業よりも先に睡眠の確保を最優先にします。睡眠を整えるだけで、集中力や気分が大きく変わることがあります。副業の時間を削ってでも、まず休むという判断は、長い目で見て正しい選択です。

家族や周囲の人に、疲れていることを伝えておくのも大切です。家事の分担を調整してもらえたり、気づかってもらえたりすることがあります。一人で頑張りすぎず、頼れる場面では頼ることが、結果的に副業を長く続ける力になります。

次にやること

まず、最近の体調と気持ちを振り返り、疲れのサインが出ていないか確認します。出ているなら、今週は睡眠を優先し、副業の時間を2割ほど減らしてみてください。

あわせて、来週の予定に、副業をしない休みの日を1日入れます。休んだあとで、疲れが軽くなったか、副業への意欲がどう変わったかを確認してください。その結果をもとに、続ける量を決めていきましょう。